
最近在宅訪問させて頂いているDさん(女性)。
潰瘍性大腸炎の既往歴があり、腹痛や下痢で悩んでいらっしゃいます。
僕が介入したきっかけは、Dさんが余りにも頻繁に病院を受診されるため、何とかならないかと。
医師としてもこれ以上やれることはないようで、あとは薬の調整しかないようですが、ご本人は高齢で多少認知症症状もあるようで、「薬剤師の方できめ細かなフォローをしてもらえると助かります」「ある程度の用法用量の調整はお任せしますので」…といったところです。
肝心のDさん。実際お会いしてみると認知症症状も気になるほどではなく、旦那さんも協力的な方だったので、ご本人さんと相談し「排便日記」と「薬の服用記録」を記入してもらうことにしました。
「排便日記」には排便回数や時間と共に、腹痛などのお腹の変化も記載し、「薬の服用記録」は単純に〇を記入するだけです。
ご高齢のため、薬のメーカーから提供されるような汎用的なものでは記載が難しそうだったので、シンプルなものをオリジナルで作ってみました。
これを記入することでDさんも安心感が得られるし、受診時に持参して頂くことで医師や看護師も客観的に判断ができます。
あとは精神的な面をフォローするために、数日毎に電話を入れお話を聞くようにしています。
案の定、僕が電話をすると矢継ぎ早に質問をされるので、一つ一つ丁寧にお答えします。
僕が在宅訪問をするようになってからは、定期受診のみで救急受診されることは一度もないので、ある程度効果は出ているのかなと思っています。