薬剤師ボランティア

みの薬剤師ボランティアグループ「在宅訪問」 まずは疼痛コントロール

本日は新規で在宅訪問することになったCさん宅にいます。

今回Cさんとは初対面でしたが、ご本人も奥さまもとても気さくな方で、僕たちの活動(薬剤師ボランティア+在宅訪問)を少し説明させて頂くと、すんなり受け入れて貰うことができました。

ご自宅に上がらせて頂く必要のある在宅訪問は、ご本人やご家族のご理解なくしては絶対に出来ないことなので。

今回も、事前に病院薬剤師や訪問看護ステーションの看護師がサポートしてくれたのも大きかったと思います。

さてCさんですが、実際にお会いすると、思った通り(思った以上かな)疼痛コントロールが不良な状態でした。

本人は我慢強い性格のようで、痛みを訴えながらも淡々と振舞ってはいますが、痛みは相当なものだと感じました。

まずはこの痛みを軽減することが最優先なのは間違いなさそうです。

服用中の薬剤はオキシコンチン+ロキソニンです。

オキシコンチンは2週間ほど前に10mg/日から開始となり、現在20mg/日まで徐々に増量してきたところですが、全く足りていない印象です。

副作用も特に見られないので、さっそく主治医と連絡を取り30mg/日まで増量することにしました。

おそらくこれでも足りないとは思いますが、急に上げることもできないので様子を見ながら徐々にアップです。

レスキューについては、ちょうどオキノームが導入されたタイミングでの訪問となったため、服用のタイミング等についてアドバイスさせて頂きました。

既に医師や調剤薬局の薬剤師から説明を受けているはずですが、患者さんは一度聞いたくらいでは忘れてしまいます。

患者さんにとってアウェーである病院や調剤薬局よりも、自宅はじっくり腰を据えて気持ちも落ち着いて聞くことが出来るので、理解度も上がるように感じます。

また、「麻薬」という言葉の響きに若干の抵抗感があったご本人と奥さまでしたが、会話のキャッチボールを重ねるうちに医療用麻薬に対する誤解も解けたようで、疼痛コントロールを良くするための土台もしっかり作れたように思います。

こんな時期(新型コロナウイルス)なので、今後しばらくは在宅訪問は避けようかと思いますが、Cさんの痛みは急を要する(不要不急ではない)ので、電話で頻繁に連絡を取りながら、出来るだけ早く良好な状態まで持っていこうと考えています。

「薬剤師さんが家にまで来てくれて、こんなありがたい話はないわな」

最後にCさんから嬉しいお言葉を頂いたので、僕は薬剤師としてのスキルを最大限活用して、苦痛な表情を必ず笑顔に変えてみせます。

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