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Jaguar E-Type Roadster(ジャガー Eタイプ ロードスター)【トヨタ博物館】

2020年1月29日

今回は愛知県長久手市のトヨタ博物館に展示されていたJaguar E-Type Roadster(ジャガー Eタイプ ロードスター)を紹介します。

Jaguar(ジャガー)の歴史と実績

Jaguar E-Type Roadster(ジャガー Eタイプ ロードスター)【トヨタ博物館 TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM】【ウェブマガジン「GOKUI」車両図鑑 https://gokui.biz/ 】【岐阜県美濃市Milestone Vehicle https://milestone-vehicle.com/ 】

ジャガーは1922年にイギリスで創業した自動車メーカーです。

創業者はウィリアム・ライオンズ。当初は「スワロー・サイドカー・カンパニー」としてバイクのサイドカー製造及び自動車修理等を手掛けていました。

「スワロー」としての最初の車は、1927年に発売された「オースチン・セブン・スワロー」でした。

「オースチン・セブン・スワロー」は「オースチン・セブン」のシャシーに、スワローが独自にデザインしたアルミボディを乗せただけの車でしたが、2人乗りのロードスター及び4人乗りのセダンを合わせた生産台数は2500台にも達する人気車となりました。

1933年に社名が「スワロー」から「SSカーズ」に変更されます。

社名変更を機に販売された2つのモデル「SS1」「SS2」は、当時高級車として人気を得ていた「ベントレー」を意識した高級車でした。

外観がベントレーに匹敵するほど高級感がある割に、価格が約半分で人気となりましたが、明らかに劣るエンジン性能により"まがい物"扱いされていたようです。

そのような風潮を一掃すべく開発されたのが、1935年に発表された4ドアサルーン「ジャガー・マークIV」シリーズです。「ジャガー・マークIV」シリーズは1948年まで「1½サルーン」「2½サルーン」「3½サルーン」の3タイプが生産され人気を得ました。

「ジャガー・マークIV」シリーズは4ドアモデルでしたが、同時に「ジャガー・マークIV」のホイールベースを短縮したボディに大排気量エンジンを搭載した2座席オープンモデル「ジャガー・SS90」「ジャガー・SS100」も発売。4ドアと同様に人気となりました。

その後第二次世界大戦により多くの工場を失った「SSカーズ」でしたが、戦後の1945年にブランド名を「ジャガー」に変更し再出発。高級車ブランド路線を進みます。

1948年に発売された2座席オープンモデル「ジャガー・XK120」は、流れるようなスタイルと最高速が200km/hを超えるパフォーマンスで人々を魅了。1950年のル・マン24時間レースにも出場しました。

1956年にはモノコックボディを採用した「ジャガー・Mk1/Mk2」を中型自動車市場に送り出し大きな支持を得ました。

1961年に「ジャガー・XR」シリーズの後継として販売された2座席オープンモデルは、レーシングカーの血統を象徴するかのように「ジャガー・Eタイプ」と命名されました。

「ジャガー・Eタイプ」はその美しさで人々を魅了しましたが、主なマーケットだったアメリカの安全基準を満たすためのモデルチェンジを重ねていくうち、徐々にその魅力が失われていったと言われています。

それまで順調に業績を伸ばしていたジャガーでしたが、1966年に「ブリティッシュ・モーター・コーポレーション」(BMC)との合併で「ブリティッシュ・モーター・ホールディングス」(BMH)の一員となります。

更に1968年、BMHはライバルである「レイランド・モーター・カンパニー」とも合併し、「ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(BLMC)」となりました。

巨大グループを形成したBLMCでしたが、世界的な自動車産業の落ち込みには逆らえず、1975年には遂に国有化され、社名を「ブリティッシュ・レイランド(BL)」に変更しました。

このように1960年代中頃から冬の時代を歩んでいたジャガーでしたが、1984年にイギリス政府の政策の後ろ盾により民営化されたことで再び息を吹き返します。
この時代に販売した「ジャガー・XJ40」「ジャガー・XJS」はアメリカ市場で人気となり、ジャガー復活への基礎固めが行われました。

この時代には、経営状態が安定化したことでモータースポーツにも注力できるようになり、1986年には世界耐久選手権(WEC)で年間チャンピオンも獲得しています。

1989年にフォード傘下となったジャガーは、その後ランドローバーやアストンマーチンと共に高級車ブランド「Premier Automotive Group(PAG)」を形成し多くの人気車種を排出しています。

PAGはその後インドのタタ・モータースに買収されましたが、現在でも「ジャガー」は高級車ブランドとしての地位を確固たるものとしています。

Jaguar E-Type Roadster(ジャガー Eタイプ ロードスター)とは

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ジャガーEタイプは、1961年から1974年にかけてジャガーカーズ社によって製造されたイギリスのスポーツカーです。

クローズド及びオープンボディが用意されていました。

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ジャガーEタイプは、優雅な外観、高性能なエンジン、そして競争力のある価格設定の組み合わせで、1960年代の代表的なスポーツカーの一つとなりました。

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イギリスメディアが選ぶ「世界の最も美しい車100台」 にもノミネートされ、 ジャガーEタイプは見事1位を獲得しました。

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アメリカでも人気があったジャガーEタイプは、アメリカの自動車雑誌「Sports Car International」でも、1960年代のトップスポーツカーリストの最上位に「Eタイプ」を位置付けました。

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14年の歴史の中で3度モデルチェンジを行ったジャガーEタイプは、1961年発売の「シリーズ1」、1968年発売の「シリーズ2」、1971年発売の「シリーズ3」に分けられます。

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トヨタ博物館に展示されているジャガーEタイプは、オープンボディのロードスターで、最も美しいと言われた1965年式の「シリーズ1」です。

その後アメリカの安全基準を満たすためのモデルチェンジにより、徐々にその美しさを失っていきました。

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展示車は「シリーズ1」の中でもマイナーチェンジ後の1965年モデルで、エンジンは直列6気筒4235ccを搭載し、最大出力265hpを誇りました。

デザインを担当したマルコム・セイヤーは、ジャガーEタイプに航空機のエアロダイナミクス技術を取り入れ、最高速を150マイル/hまで引き伸ばしました。

Jaguar E-Type Roadster(ジャガー Eタイプ ロードスター)のYouTube動画

オランダ郊外の森の中を駆け抜けるジャガー Eタイプ ロードスターの映像です。

素晴らしいコンディションが手に取るように解ります。

アメリカのコメディアンであるジェイ・レノ氏のYouTubeチャンネル「Jay Leno's Garage」の動画です。

トヨタ博物館と同じホワイトボディの1963年式ジャガー Eタイプは自身の所有物のようです。

イギリスBBCで人気の自動車番組「Top Gear」の映像。

ジェレミー・クラークソンが、クラシックカーである「ジャガー Eタイプ ロードスター」と、Eタイプに似た最新鋭の「イーグルスピードスター」を乗り比べています。

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