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モーリス オックスフォード【トヨタ博物館】

今回は愛知県長久手市のトヨタ博物館に展示されていたモーリス オックスフォードを紹介します。

モーリスの歴史と実績

モーリスは1912年にイギリスで創業した自動車メーカーです。
正式名は Morris Motor Companyで「MMC」と呼ばれていました。

創業者であるウイリアム・モーリスは、「クルマに使用するエンジンやボディ等のほどんどを、それぞれの部品メーカーから大量に仕入れ自社工場で組み立て販売する」という斬新なアイデアで、イギリスの大衆に安価で質の良い車を提供することを目指していました。

当初(1913年)からその新しい手法を用いて2人乗りの大衆車:モーリス・オックスフォードの製造を続けていましたが、その車体はあまりにも小さくエンジンパワーも不足していっため、4人乗りの車両を製造することができませんでした。

しかし翌1914年、アメリカのコンチネンタルモータスから大排気量エンジンを購入する契約が成立し、1915年には4人乗りの大型車モーリス・カウリーを製造することに成功しました。

第一次世界大戦(1914-1918)後はコンチネンタルモータスのエンジンが使用できなくなるというピンチもありましたが、自社工場でコピーエンジンを製造する等の大きな改革を実行することでその苦難を乗り超えました。

その後も収益性を保ったまま事業は順調に拡大し、創業10年が経過した1924年にはイギリスの国内シェアが51%にも達したと言われています。

1928年には847ccエンジンの小型自動車モーリス・マイナーを販売開始。
モーリスにとり幸運だったのは、このタイミングで小型市場へ参入したことで、その後の世界恐慌(1930年代)を乗り切る原動力となったことでした。

このような幸運も重なり、順調にイギリスにおける地位を確立していたモーリスでしたが、経営基盤を固めるための自動車会社の合併の波には逆らえず、1938年にはライレー、MG、ウズレーと共にナッフィールド・オーガニゼーションに吸収されました。

ナッフィールドは1952年にライバルだったオースチンと合併し、ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC) となり、1966年にはジャガーを吸収し ブリティッシュ・モーター・ホールディングス(BMH) に、1967にはローバーとレイランドも吸収し ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(BLMC) となりました。

モーリスは第二次世界大戦後も、そのブランド名で「エイト」「テン」「マイナー」「オックスフォード」等の後継モデルを生産していましたが、合併による影響で徐々にモーリスらしい個性は失われていくことになりました。

現在モーリスの権利は、BLMCを買収した中国の南京汽車が所有しています。

モーリス オックスフォード


1913年にモーリスが初めて製造した車が「モーリスオックスフォード」。
ウイリアム・モーリスが提唱した「エンジンやボディ等その殆どを部品メーカーから仕入れて組み立てる」というオリジナルな手法が使われた。

ブルノーズと呼ばれた特徴的なラジエターが目立つフロントマスク。

車体は2人乗りのオープンカー。全長は3m+αと短い。

フロントには直列4気筒847ccエンジンが収まっている。エンジンのパワーが小さく、4人乗りに出来なかったという逸話も。

思っていたよりもコストがかさみ、当初利益は少なかったが、次第にウイリアム・モーリスが目指す「安価で質の高い車両」が製造できるようになった。

モーリス オックスフォード のyoutube動画

とても状態の良いモーリスオックスフォード。
様々な角度からの走行映像や車載映像が楽しめます。

モーリスオックスフォードの車載映像です。
イギリスの街並みを眺めながら森の奥に進んでいきます。

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