
本日は担当する中学校で薬物乱用防止出前講座を開催しました。
昨年に続き2回目の開催となりますが、昨年は新型コロナウイルスの流行真っ只中だったことに加え、たまたま授業カリキュラムが変更となった年と重なったため、2・3年生合同での開催でした。
ここは全校生徒が三十数名程度の小さな中学校なので、2・3年生合わせても三十名弱しかいませんでしたが、それでも密にならないように生徒はロビーに並べた机に離れて着席し、僕も少し離れた檀上に立って、自分の息ですぐに曇ってしまうフェイスシールドに苦労しながら話をしたことを覚えています。
今年は対象が2年生のみ(十五名程度)と少なくなったことから、場所をロビーから教室に変更して行いました。
もちろんウイルス対策をしっかりやっていることが前提の話ですが、大きなロビーよりも教室の方が一体感が出やすいし、特に最近はマスクで表情が確認しにくかったりするので、やはり生徒との距離感はこのくらいがやりやすくて丁度良いなぁと思います。
肝心の講座については、昨年は動画を散りばめたり趣向を凝らしたスライドにしましたが、今年は出来るだけシンプルにするよう心掛け、簡単なスライドと言葉で内容をストレートに伝えるようにしました。
中学生には少しシンプル過ぎるかなぁとも思ったのですが、講座後におこなったアンケート結果を見てみると、僕が伝えたかったキーワードを生徒がしっかり捉えてくれていたようです。
今回印象的だったのは 休憩時間の教室がとても賑やでみんなが同じように仲が良さそうだったことです。先生曰く「この学年は男女の比率もちょうど良くて特に仲がいい」とのこと。
こんなに楽しそうに笑う子供たちが薬物に染まるなんて想像できませんが、薬物の魔の手はそんなことはお構いなしに迫ってきます。
講座の中で話したように、子供たちには「正しい知識」と「NOと断わる勇気」で、誘いを寄せ付けない人間に育つことを切に願っています。