本日は学校薬剤師として今シーズン最後の検査でした。
僕の担当する小中学校は岐阜県北部の雪深いところにあり、前日にスマホで天気予報をチェックしたところ「大雪」とのこと。
検査時間は限られるので時間に遅れる訳にはいかず、普段の通勤よりもずいぶんと早く自宅を出発しました。

幸い天気予報はすっかり外れたようで、空から雪は一つも落ちてこないし、道路も全く凍っていません。
ただ北に行けば行くほど、道路脇や野山に雪がどんどん増えていって、学校に着く頃には景色が一気に雪国に変わりました。
この頃には少し雪が降ってきたりして、それだけで「随分と奥まで来たな」って感じです。

さて、本日の検査は6項目。
①二酸化窒素
②二酸化炭素
③温度
④湿度
⑤照度(机・黒板)
⑥騒音
検査項目はそれぞれに時間やタイミングが決められていて、
例えば、「二酸化窒素」の採取時間は出来るだけ長くする必要があるし、
「二酸化炭素」は暖房開始(授業開始)後15分と30分のタイミングで測定しなけばなりません。
「二酸化炭素」「温度」「湿度」は子供たちが授業中の教室を使うのですが、
逆に「照度(机・黒板)」「騒音」は子供たちがいては検査できません。
更に、2つの学校を同時進行する必要もあって、
結局あれこれ考えた末に検査のタイムスケジュール的なものを作成することにしました。

これは二酸化窒素の検査です。
今回は採取管を設置して2時間ほど置くことにしました。

こちらは二酸化炭素です。
器具の取り扱いは事前にシミュレーション済みです。

こちらは温度と湿度の検査です。
ご覧のように窓の外は冬景色。
それでも新型コロナウイルス対策のため、窓は十数センチ隙間を開けて授業をしています。

タイムスケジュールが良かったのか、このように検査は滞りなく進み、
途中にはついでにと水質検査も出来てしまうほどの余裕ぶりでした。

ということで、検査はお昼には全て終了したので、そのまま道の駅に直行して昼食です。
そこのランチで出てきたこれは、この地方に伝わる「つぎ汁」という唐辛子のお吸い物だそうで、
寒さが苦手な辛党の僕にピッタリの癖になるお味でした。