
仕事や趣味の活力を生み出しているのは何ですか?と聞かれたら、
人それぞれ違いがあると思うけど、
僕の場合は、その一つが「Beerを飲むこと」なのは自信をもって言えます。
どちらかといえばBeerが苦手だった20代からは考えられないほど
Beerが大好きになってしまった今日この頃。
最近は1人飲みなのに1リッターを超える日もあるとか...
そんなBeerを楽しむのに欠かせないのが美味しいおつまみですが、
今年のGW(ゴールデンウイーク)は、
ずっと前からやってみたかった手作りソーセージに挑戦してみました。
Beer&ソーセージなんてどこまでベタなんだって気もしますが、
美味いものは美味いんだから仕方ないです。
そういえば、昔、
愛知県にあるリトルワールドのドイツエリアで、
Beerにソーセージを合わせて飲んだこともあったし
同じことを滋賀県のブルーメの丘でも楽しんだし、
古くは大学生の時に小樽のレンガ倉庫でも友人と...
懐かしいです。
30代前半には、手作りBeerにハマったこともあったし、
そう思うと最初からBeerは苦手じゃなかったのかもしれないです。
beerが苦手というよりも、ただ単にそれ以上に日本酒が好きだっただけなのかも。
そんなことを考えながら、ソーセージ作りに取り掛かりました。
こちらは肉を詰め込む羊の腸です。
どういったものが良いのか全く分からないので、
アマゾンで最初にヒットした人気がありそうなところで買いました。
値段も手軽だし、詳しい説明書まで添付されているし、これはオススメです。

塩漬けにされた羊腸はぐるぐる巻きにされて袋に入れてあるので、
まずはそれをほどいていきます。
どこが端なのか分からないし、どのくらいの強度があるのか分からないので、切れないように恐る恐る広げていきました。
今回は4mの羊腸を買いましたが、半分の2mだけ使います。
僕の買ったものには2mのものが2本入っていました。

ほどいたところで、説明書に書いてある通り、水につけて塩抜きをしていきます。
一度目でざっと塩を洗い流し、水を交換して浸しておくと良いそうです。

羊腸の塩抜きの時間を利用して、肉だねを作っていきます。
今回はシンプルに牛豚ミンチ800gとパセリだけで挑戦してみます。
あとから聞いた話では豚だけの方が良いみたいなので、次回はそうします。
写真がちょうど半分の量ですね。

調味料も塩、コショー、ナツメグだけとシンプルに。

これを一気に混ぜていきます。
手の温度でお肉を温めてしまうと、ジューシーさに影響があるらしいけど、これなら安心です。

肉だねは混ぜすぎても良くないらしいけど、その塩梅は全く分かりません。
今回は肉の色が少しピンク色に変わる程度までにしておきました。
パセリの緑色が良い感じです。

羊腸に肉だねを充填するためには、
ソーセージメーカーを使うと簡単そうなので、
GWに合わせて注文しておいたのですが、
どうやら中国から送られてくるものらしく、
今回は間に合いませんでした。
その代わりとして使ったのが絞り袋と口金です。
ちなみに口金は100均で売っていたワインポアラーを流用しました。
ソーセージの肉詰めにワインポアラーを使うのは本邦初なんじゃないかな。

ワインポアラーを流用した口金に、写真のように水抜きした羊腸を通しておきます。
これが結構手間のかかる作業なのですが、
見た目は簡単に破れてしまいそうな羊腸が、
実は意外と破れなくて助かりました。

この状態で絞り袋に肉だねを入れ、羊腸に充填していきます。
肉だねを絞り出すのに合わせて、羊腸を送り出していくのですが、
初めは羊腸が余り気味だったり、空気が入っていたりとメチャクチャ下手くそです。
徐々に慣れてくると上手く出来るようになるのですが、
コツを掴んだ頃には詰め終わるという、よくある話です。

予定していた分を全て詰め終わりました。
用意していたたお肉の量から想像したよりも、少ししか出来なかった(羊腸が余った)のは謎ですが、出来栄えは良い感じです。
両端に絹糸が見えるのは、充填した後に適度に空気を抜いたためです。

その後、空気をあてて1時間ほど乾燥させると、
ソーセージの表面(羊腸)がパリッとしっかりした仕上がりになりました。

さて調理です。
このまま焼いても良かったのですが、
中までしっかり焼けるか自信がなかったので、
今回はボイルしてみました。
でも、この選択が大失敗。
適度な温度で10分ほどボイルするつもりが、
少し目を離した隙にお湯を沸騰させてしまい、
せっかくの肉汁がほとんど水に溶けだしてしまったのです。

お湯に浮かぶ油(旨味)を眺めながらすごくショックだったのですが、
気を取り直してサラダに添えてみたら、
見た目がすごく美味しそうに見えて少し気分が良くなりました。
でも、食べてみるとやっぱり想像したようなジューシーさはありません。
子供たちが「これはこれで美味しいよ」と言ってはくれたのが唯一の救いかな。

100均でサクラチップも用意しておいたので、
フライパンにアルミホイールを敷き、
その上にチップを置いて簡易的な燻製も作ってみました。
僕はここでやっと冷えたBeerを冷蔵庫から持ち出して乾杯。
初めての手作りソーセージは、途中で大失敗したものの、
これだけできれば上出来ではないでしょうか?
「ソーセージメーカーが到着したらリベンジだな」
肉汁の出ないソーセージを噛みしめながらBeerを流し込むのでした。
