
今日は天気が良いので、ローバーミニ1000を車庫から持ち出し天日干し。
ついでに前から気になっていた冷却水(クーラント)の入れ替えをします。
水を使う作業は、冬場はどうしても敬遠しがちなので、こんな作業が出来るのも春がやってきたおかげだと思い頑張ります。

僕のミニはキャブ1000ccの最終型ですが、ラジエターにはドレンプラグ(冷却水の抜き取り口)がありません。
仕方がないので、冷却系統全体に水道水を流しこみ冷却水を総入れ替えします。

水道水はラジエターキャップのところから流し込みます。
水の出口は、いつもならエンジン本体右のサーモスタット部分にしますが、あいにくサーモスタットのガスケットを持ち合わせてなかったので、今回は妥協してヒーター導入ホースのつなぎ目にしました。

水道水を流し込むと、エンジン内に溜まった冷却水が噴出してきます。
写真を取り忘れてしまいましたが、最初は汚れた冷却水がドバドバと出来てきました。
久々ということもあり、ラジエター内に溜まっていた異物等もずいぶん含まれているようです。
上の写真は3分ほど流し続けた後の写真ですが、まだ少し色が付いています。

次にヒーターラインを洗浄します。
水道ホースをヒーター導入ホースに繋ぎ変え、同じように水道水を流し込みます。
もちろんヒーターバルブは開けておきます。

またしても写真を撮り忘れましたが、ヒータラインからも汚れた冷却水がドバドバ出てきました。
出てくる水が透明になれば水路洗浄は終了。
これで冷却系統は(ほぼ)きれいな水道水で満たされているはずです。
最後にラジエター上部から新しい冷却水を少しずつ注ぎ込み、満たされた水道水と入れ替えていきます。。
だいたい2リットル程度の冷却水を入れると、出口から出てくる水が冷却水の色に変わり始めるので、そこでストップ。
冷却系統全体の容量は (経験からで正確じゃないけど) 3リットルくらいだと思うので、注ぎ込む冷却水の濃度を75%程度にしておくと、内部で混ざり合ってちょうど50%程度の濃度になると思います。

冷却水を交換していて気になったので、ついでにベルトも少し締め上げておきます。
ベルトも古くなってきたので、次のメンテで交換かな。
忘れないうちにアマゾンで注文しておきます。
僕のローバーミニ1000はエアコンが付いていて、ベルトは大小2本必要。
ゴム類は、やっぱり信頼の日本製で。

ベルトを調整するならと、折角なのでオルタネーターを動かさないとアクセスできない1番プラグもチェックしておきます。
ちょっとミクスチャーが濃いかもしれない。

オルタネーター下部の調整アームのボルトも、一旦外して洗浄。
油っぽいのはパーツクリーナーのせいです。

ベルトを張る時は、このように木の棒等でオルタネーターを持ち上げながら、適度にベルトが張った状態で調整用ボルトを固定します。
僕は力が無い方なので、強く締め上げる感じでちょうど良い張り具合になります。

今回冷却水を交換しましたが、実は以前からアッパーホースのつなぎ目から漏れているのを知っていました。
この位置なら誰でも気づきますけどね。

そしてロアホースからも少々漏れがあるので、水系統は一旦ラジエターを外してリフレッシュした方がいいかもしれません。
サーモスタットを交換するついでに、アッパーホースやロアホースも交換しようかな。でも、どうせならウォーターポンプ交換したいな。
...とはいえ、まあこの程度なら通常使用では特に問題ないので、夏までにボチボチ進めていくことに決め今日の作業は終了です。

メンテの後には、いつもの裏庭周回コースをドライブしながら春を楽しみました。