
つい最近キャブ調整をしたこともあって、すこぶる好調を維持していた我が愛車『89年式ローバーミニ 30th 1000』ですが、
先日職場の先輩から「ミニ調子どう?」と聞かれた時に、「最近は調子が良すぎて寂しいです」「たまには壊れてくれないと暇で暇で…」なんて冗談を言っていたのが良くなかったのか、その翌日、見事にクラッチが切れなくなりました。
今思えば、確かにクラッチのミートポイントが奥の方になってきていたし、ギアも1・2速に入り難くなっていたしと、それっぽい症状もあるにはあったのですが、まあ壊れる時はこんなものかな。

原因はクラッチレリーズシリンダーからのフルード漏れです。ボンネット開けてライトを照らしてみたら、ゴムの部分がひび割れていたし、周辺に漏れたフルードがピカピカ光っていたのですぐに分かりました。
クラッチが切れないことに気付いたのが職場の駐車場だったので、自宅まで約15kmの道のりを帰らなければなりませんでしたが、
幸いなことにレリーズシリンダーが完全に死んでいる状態ではなかったことと、ちょうど近くにいた友人が応援に来てくれたので、
いつ切れなくなってしまうのか分からないクラッチにドキドキしながらも、サポートカーのように後ろを追走してくれる友人に安心感を覚えながら、自走で家まで帰ることができました。

ミニのレリーズシリンダーはエンジンルーム左側の一番下の方にあるので、修理するためには、ブレーキマスターシリンダーやブレーキサーボを取り外す必要があります。
僕の場合ミニは完全にセカンドカーなので、時間は無限にあることから、今回はエンジンルーム左側からアクセスできる部品は(お金が許す限りですが...)ある程度交換してしまおうと思っています。
基本的には
①クラッチレリーズシリンダー
→オーバーホールor全交換
②クラッチマスターシリンダー
→オーバーホールor全交換
③クラッチホース
→交換
④クラッチフルード
→交換
⑤ブレーキマスターシンダー
→以前交換済
⑥ブレーキサーボ
→点検・清掃
⑦ブレーキプロポーショニングバルブ(Pバルブ)
→以前交換済
⑧ブレーキフルード
→交換
⑨ステディーロッドブッシュ
→交換
⑩エンジンアース
→交換
⑪エンジンルーム左側
→清掃・錆止め処理
といったところでしょうか。
夏が近づくにつれ体調が良くなってくる僕ですが、ミニを触る時間は限られるので、3ヵ月程度かけてじっくりのんびり修理していこうと思っています。