
車はノーマルが一番美しいと思っている僕なので、愛車の『89年式ローバーミニ 30th 1000』もずっとノーマル状態を維持しています。
ミニとの関わり方も、そのほとんどが、純正あるいはそれに近い部品を使用した『基本的なメンテナンス』と『壊れた部品の交換・修復』となる訳ですが、
そうは言っても、時々僕の中で変な虫が騒ぎ出すことがあります。
今回はそんなよく分からない虫が騒いだことで、僕の中にスイッチが入り、
結果、純正メーターをメーターパネルにモディファイすることになってしまいました。

きっかけは、最近この純正メーターに何となく飽きていたことです。
ただ、誰もが思いつくセンターメーター化は、ビジュアル的に全く食指が動きません。
かと言って、計器類を購入してメーターパネル化するほど懐に余裕があるはずもなく。
それでも、何とかイメージを変える方法が無いかと考えて思いついたのが、純正メーターを利用してなんちゃってメーターパネル化することでした。
幸いにも、僕の手元には予備の純正メーターがあるので、これをうまく改造して格安に仕上げようと思います。

作業は穏やかな気候の日曜日に行いました。
まずは純正メーターの加工です。
押し入れにしまい込んであった予備の純正メーターを取り出してきて、手前のカバーを取り外します。
すると上の画像のような丸裸な状態になるので、赤丸3カ所の出っ張りをミニノコギリで削り取りました。
ここの出っ張りを削ることで、後ほど製作するメーターパネルがキレイに収まるようになります。


次に、メーターパネルを自作します。
素材は残り物のスチレンボードにしました。
スチレンボードは高密度の発泡スチロールなので、型取りや切り抜きもカッターナイフを使って簡単に出来てお手軽です。
ただ扱いに気を付けないとすぐに折り目が出来てしまうので注意が必要です。
僕も何カ所か折り目が出来てしまいましたが、今回はお試しなのでこのまま続行します。


ウインカーが点滅する部分には、100均で売っていたガラス製のボトルを流用しました。
当初はプラスチック製の何か大きさの合うものを取り付けようと思っていたのですが、
偶然100均で大きさがピッタリのガラス製ボトルを見つけたおかげで、ずいぶん質感が上がりました。


塗装する前に、試しに装着してみました。
実はこの状態まで持って行くのに、何度も付けては外してメーターの枠の大きさ等を調整しているので、意外と時間はかかっています。
うん、格好いい。案外塗装せずこのままホワイトでもいいかも...。


ちなみに、メーター右側の吹き出し口の空間にも、スポンジを成形したカバーを自作して一体感を出してみました。

最後に白いスチレンボードを黒スプレーで塗装しました。
何度か重ね塗りして仕上げた状態がこちらです。
結構良い感じだと思いませんか?
メーターパネルの素材は「光栄堂 スチレンボード A3-3ミリ」を使用
大学生の娘が課題で使った余り物です