現在オーバーヒート対策真っ只中の、我が愛車『89年式ローバーミニ 30th 1000』です。
前回、古いヒーターコアを外して内部洗浄を試みたのですが、
どれだけ洗浄し続けても次々に錆が出てくるのに嫌気が差し、
諦めて新品に交換することを決意しました。

購入にあたり、ローバーミニのヒーターコアについて調べてみました。
ローバーミニは数十年間も製造されていたことから、ヒーターコアの形状も年式により違いがあるようです。
大きく分けると3種類あるようで、注文するのに一株の不安があったのですが、
よくよく見てみると冷却水の出入口の形状が明らかに違うので、これなら迷うことはなさそうです。

確信をもって購入したイギリスのミニ専門店から取り寄せたヒーターコアがこちらです。
新品なので当然ですが、取り外したばかりの古いヒーターコアとは比べものにならないほど光り輝いています。
ただ、包装箱から取り出した瞬間に何だか違和感が…
そう。
パッと見た感じほぼ同じ形状に見える新品ヒーターコアですが、
実際に手に取ってみると明らかに小さいんです。

左が新品です。
並べてみると、大きさが全く異なることが良く分かると思います。
これだけ違うと、何かしら工夫をしないと隙間から温風が漏れてしまいそうですが、
それでもヒーターとしての機能には問題はなさそうなので、まあ許容範囲ではあります。
でも、確信をもって購入したものが、
結果的にまた面倒なことになってしまったのは反省点ですね。

同包品には、ヒーターコアの周辺に取り付けるスポンジ状のクッションも付属していました。
もしかしたら、コレで大きさの違いを補えるのかな?...と淡い期待を描いてみたものの、

取り付けてみると、本体の大きさの違いを補えるほどの厚さはありませんでした。
やはり何かしら工夫して、この隙間を埋める必要がありそうです。

更に、今回一番大きな問題点がコレです。
パッと見たところ全く同じ形状に見えた冷却水の出入口ですが、既存の穴にハマらないことが判明。
穴と穴の距離が微妙に合わないという嫌な感じです。
まあ、穴を広げて対応出来そうではありますが...
そんな訳で、当初今日一日で終わらせようと思っていたヒーターコアの交換作業でしたが、
こうした現状が分かった瞬間にサクッと詰んでしまいました。
やる気満々だったので、うーん、残念です。

ちなみに、ヒーターユニット本体の隙間を埋めるクッションもこのようにボロボロになっていました。
こちらも何かしら工夫して修復したいと思います。
こうした隙間テープが役立つかも。
気軽にアクセス出来ない場所にあるヒーターコアなので、医療分野でも信頼性のある3Mで。