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薬剤師ボランティア

来年から学校薬剤師になるかも

2019年10月25日

思わぬ依頼が

先日職場に出勤したら机の上にA4の紙が置かれていた。
休み明けにはよくある風景なので、「どうせまた勉強会のお知らせだろうな」と思いつつタイトルを見ると『学校薬剤師募集のお知らせ』と書いてある。

一瞬「?」となる。なぜなら僕の知識では学校薬剤師というのは町の開局薬剤師さんが担当するものであって、僕のような病院勤務の薬剤師ではできないと思っていたから。

僕は元々「町の小さな薬局」を開きたくて薬剤師を目指していた。そんな理由もあって学校薬剤師のことは良く知っているつもりだったけど、お知らせを読み続けていくと下記のような文脈が並んでいる。

・学校薬剤師の高齢化により将来不足しつつあり~

・このままでは業務が手薄にならざるを得ない~

・病院薬剤師の先生方のお力添えを頂きたい~

どうやら僕が所属する地域の学校薬剤師が不足していて、僕のような病院薬剤師でも学校薬剤師になることが出来るらしい。

ものすごく前向きになりつつも、中途半端に引き受けても迷惑をかけてしまうので、もう一度学校薬剤師とはどういう人なのか調べ直してみることにした。

学校薬剤師とは

学校薬剤師を一言で言えば、学校の「環境衛生の維持管理」に従事する人。
学校保健安全法で学校毎に設置が義務付けられている。

学校医や学校歯科医はなじみがあっても学校薬剤師は知らない人が多いとは思う。

学校保健安全法
第23条 学校には学校医を置くものとする。
2 大学以外の学校には学校歯科医及び学校薬剤師を置くものとする。
3 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、それぞれ医師、歯科医師及び薬剤師のうちから任命し、又は委嘱する。
4 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、学校における保健管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事する。

学校保健安全法より抜粋

始まりは北海道小樽市でかぜ薬と間違えて毒薬を飲ませた死亡事故。それを受け小樽市は学校での薬の管理に専門家が必要との目的で学校薬剤師が設置され、徐々にその役割が拡大。現在では環境衛生に加え健康相談や保健指導等も行っている。

身分としては教育委員会から委託された地方公務員特別職。給料はまあ…。

仕事内容はざっくり言えば、

薬品管理
→「保健室や理科室の薬品管理」

環境衛生
→「教室の空気や照明、騒音等の環境」「飲料水やプールの水質管理」「給食施設の環境」等の管理

健康相談や保健指導
→「違法薬物の乱用防止」「アルコールやたばこの害」「エピペン注のような薬剤の正しい使い方」等の相談や説明

といった感じ。

結局病院の職務とはまた違ったところで職能が発揮できる魅力と、多少不安はあるものの新しいことをやってみたいという好奇心には逆らえそうもない…というのが僕の結論かな。

学校薬剤師の現状

やると決めたら「誰かに先を越されてはいけない」と思い、直ぐに学校薬剤師会に電話してみる。「少しでも興味を持たれた方はお電話下さい」と書いてあったしね…。

電話口にはとても人柄の良さそうな支部長さんが出られたので詳しく話を聞く。
やはり人で不足は深刻のようで、僕の電話も「とてもありがたい話」と喜んでもらえた。

本来は全項目実施されていなければならない定期検査の実施状況。
原因は様々だが、学校薬剤師の人手不足もその一因でもある。

心配していた活動頻度は、薬剤師会の地域性や担当する学校によって差があるようだけど、現状維持程度なら僕にも出来そうな感じ。

ただ色々調べていくと、学校薬剤師が本来あるべき姿と実際の現状に大きなギャップがあることも分かった。

教育のためにはツールも必要だが、思うほど充実していなさそう。
発表用スライドのひな型くらいは日本薬剤師会で用意できそうなものだけどね。
話によると検査用機器についても地域差が激しそうな雰囲気もある。

そんな訳で、(たぶん)来年度から学校薬剤師として働くことになりそう。

ウェブマガジン「GOKUI」でも活動内容とか問題点等、色々と話題にして問題提起もしていくつもり。

僕の薬剤師ボランティアグループとは少し違った活動になるけど、公共性も高く地域貢献という意味では同じようなものだし、モチベーション高くいきたいと思う。

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