ウェブマガジン『GOKUI』は、DIYの考え方を基本にした「創造的活動の楽しさ」や「モノを大切に使い続ける奥深さ」を、自動車DIY生活、薬剤師ボランティア活動、独学ワードプレスによるブログ制作、独学アニメーション動画制作、ミニマリスト的な生活スタイルなど、様々な視点から発信しています

自動車 DIY 生活

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

今回は愛知県長久手市のトヨタ博物館に展示されていたシトロエン5CV typeC3を紹介します。

シトロエンの歴史と実績

シトロエンは、1919年にフランスで創業した自動車メーカーです。

創業者であるアンドレ・シトロエンは、第一次世界大戦中に軍事兵器の大量生産により得た利益を資金に自動車生産に乗り出し、当時はまだ贅沢品だった自動車を、軍事兵器で得た大量生産技術を用いることで一般大衆にもたらしました。

シトロエンとしての最初のモデルは1919年に発売された「Type A」です。
市場のインパクトは大きく、自動車生産開始後わずか1年で約1万台を販売し、フランスを含めたヨーロッパ全体の自動車の普及に大きな影響を与えました。

1934年から製造された7CVは、モノコックボディに世界初の前輪駆動(FF)機構を採用した車です。
今では珍しくない前輪駆動(FF)ですが、当時としては革新的だったため、この車にはフランス語で前輪駆動を意味する「トラクシオンアバン」の愛称が付けれました。

1948年から製造された2CV(ドゥ・シー・ヴォー)は、シトロエン初の小型乗用車です。
フランス農民の足として「大人4人とジャガイモ50kgが載せられること」「時速60kmで走行できること」「3リットルのガソリンで100km走ること」「生卵が割れないくらいの乗り心地であること」等、大きなハードルを乗り越えて開発されたことが功を奏し、長い間(1948年~1990年)多くの国民から愛されました。

1955年にパリ・モーターショーで発表された人気車がDSです。
当時としては大柄なボディに、ハイドロニューマチック・サスペンションを採用するなど革新的な車として登場しました。
7CVや2CVのデザイナーでもあるフラミニオ・ベルトーニが担当した流線形のデザインは、余りにも特徴的だったため「宇宙船」とも形容されました。

1970年から製造された小型乗用車がGS-Birotor(ビロトール)です。
この車にはロータリーエンジンが搭載されていました。

このようにシトロエンは創業当時から先進的な技術を積極的に採用することで知られていますが、その中でも随一の技術が、その独特の乗り味から「魔法の絨毯(じゅうたん)」とも形容される「ハイドロニューマチック・サスペンション」です。

通常のサスペンションはショックアブソーバーと金属スプリングで構成されていますが、ハイドロニューマチックサスペンションでは、その役目を窒素ガスとオイルが担っています。

サスペンション全体を同じ油圧ラインで管理しているため、オイル漏れ等の故障時に多額の出費が必要なシステムでしたが、その独特な乗り味で現在でも多くのファンに愛されています。

1970年代に経営危機を迎えたシトロエンは、1976年に同じフランスのプジョーと合併し、PSA・プジョーシトロエングループの一員となりましたが、現在でもその独創性と革新性で世の中に個性的な車を送り続けています。

シトロエン5CV typeC3

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

シトロエンが初めて販売した自動車はTypeAですが、それに続くモデルが5CV TypeC3です。

余りの人気で「5CVシトロン」「5CVレモン」「タイプC」「5HP」「プチレモン」等、多くのニックネームが付けられました。

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

製造は1922年から4年間。生産台数は8万台にものぼる人気車でした。

ボディー色は赤色と黄色がありましたが、もちろん人気があったのは、多くのニックネームの由来となったレモン色(黄色)の方でした。

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

5CV TypeC3はフロントが2座席で、リアが1座席の3人乗りです。

裕福な女性が普段の買い物に使用するための車として開発されたことから、全長も3.2mほどしかありません。

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

内装はとてもシンプル。

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

操作類は全て機械式。計器はまるでアンティーク時計のようです。

シトロエン5CV typeC3【トヨタ博物館】

幌がかぶっているため分かりにくいですが、車体の後ろが尖がりながら下がる特徴的なデザイン。

そのデザイン故に4人乗りに出来なかったようです。

シトロエン5CV TypeC3のyoutube動画

トヨタ博物館と同じレモン色の5CVを所有する Roger Philpott 氏のインタビュー動画。

ヨーロッパの田舎道を楽しそうに運転する様子が見られます。

様々なカラーの5CV TypeC3が走り去る動画。

あなたはどの色がお好みですか?

赤白の5CV TypeC3。屋根の上にはタクシーマークが….

“おまけ”でハイドロニューマチックサスペンションの威力を紹介しておきます。

これはヤバイ!!!

-自動車 DIY 生活

Copyright© GOKUI , 2019 All Rights Reserved.