概要
2018年7月設立。医療機関での「薬剤師外来」や各種イベントでの「おくすり健康相談会」を皮切りに、みの在宅医療支援センターを中心とした地域包括ケアネットワークに、薬の専門家として独自の視点で関わっていく予定。
活動目的は「薬の専門家として患者・地域住民の薬や健康に対する真のニーズを満たすこと」としている。
代表 渡辺邦人
具体的な活動
▼薬剤師外来

一般的な病院で行われている薬剤師外来は、その病院内の薬剤師が勤務の一旦として担当し、対象患者も主に抗がん剤治療など特定の疾患患者に限られる。
一方当ボランティアグループの薬剤師外来は、ご協力頂いている病院の診察室を借用する形で行われ、扱う内容も薬や健康に関わる全ての内容と幅広く、対象者も疾患のある患者に限らず一般の方や医療関係者も受け入れており、更に院外の薬剤師がボランティアとして行うという意味で決定的な違いがある。
病院との連携も積極的に行っており、院内の薬剤師とは少し異なった視点からサポートを行うことも少ないくない。幸いご協力頂いている病院にも活動をご理解頂いており、電子カルテの情報等も共有させて頂いている。
目的
薬や健康について疑問や質問がある患者、家族、一般市民、医療従事者等からの相談に対して、中立な立場で情報を提供することで、直接的或いは間接的に健康をサポートする。
場所
美濃市立美濃病院 外来診察室
日時
月2回程度 平日9時30分~11時30分
活動内容
(1)おくすり健康相談会(患者及び家族・一般市民・医療従事者)
薬や健康に関する疑問や質問がある方の相談に応じる。
相談内容は市販の薬や健康食品も含めたお薬全般、及び健康に関わること全て。
(2)病院(医療従事者)との連携
服薬コンプライアンスや服薬アドヒアランスに問題のある患者、抗がん剤治療等の重い病気の患者、ポリファーマシー等、薬剤師によるサポートが有用と思われる患者に対して、病院(医療従事者)からの依頼を受け患者へのサポートを行う。
情報の共有
相談内容は専用用紙に記載し電子カルテに掲載する。
必要に応じて院内外への情報提供、アドバイス、働きかけをおこなう。
▼みの在宅医療支援センターとの連携

みの在宅医療支援センターは、地域の医療介護連携の質向上を目指して 年数回医療介護関係者を対象に、毎回テーマを設けた勉強会を開催している。
当ボランティアグループはその勉強会の時間の一部をお借りして、設けられたテーマに関連した講演を行い、同時に関連したチラシ等も配布することで、参加された皆さまの薬や健康に関する知識向上をはかっている。
目的
地域の医療介護の連携を、薬の専門家の立場からサポートする。
場所
みの在宅医療支援センター
日時
年数回程度 平日午18時30分~20時
活動内容
(1)みの在宅医療支援勉強会への参加
毎回勉強会に参加することで、地域の医療介護関係者との交流を図りながら全人的な医療知識を深める。
(2)みの在宅医療支援勉強会での講演
地域包括ケアネットワークにおける薬の専門家として、知識の提供や問題提起のための講演を行う。
▼地域イベントでのおくすり健康相談会

健康への関心の高まりにより、当地域でも様々な健康イベントが開催されている。
当ボランティアグループは、これらのイベントで「おくすり健康相談会」を開催しており、大きなイベントでは2日間で130人もの市民から相談を受けたこともある。
現在地域の薬剤師会や製薬会社にバックアップして頂きながら試行錯誤の活動が続いている。
目的
健康をテーマにした一般向け地域イベント等において、薬や健康について薬剤師に直接及び気軽に相談できる場を提供する。
場所
各種イベント会場
日時
年数回程度 (2時間程度のイベントもあれば2日間に及ぶイベントもある)
活動内容
(1)おくすり健康相談会(一般市民)
薬や健康に関する疑問や質問がある方の相談に応じる。
相談内容は市販の薬や健康食品も含めたお薬全般、及び健康に関わること全て。
(2)薬や健康に関する各種パンフレット等の配布
地域の薬剤師会や製薬会社から、薬や健康に関する一般向けのパンフレット等を提供して頂き、イベント当日に配布する。