車検取得に向けメンテナンス進行中のローバーミニ1000。
先日冷却系統のパーツを色々外したので、今日はこれらのパーツの洗浄や錆び落としをしようと思います。

外したのは、ラジエター、アッパーホース、ロアホース、電動ファンスイッチ、ファンベルト、ラジエターファンブレード等々。
パーツを取り外す際には必ず写真を撮るようにしていますが、僕の場合、このように外した順に並べておかないと忘れてしまいます。
それにしても、どれもこれも汚れや錆がひどい。
でも、こうして外した部品を、じっくり時間をかけ納得出来るまでキレイに仕上げるのも、レストア作業の醍醐味の一つではあります。
少しずつキレイにして気持ち良くしてあげましょう。

まずはファンベルト。こちらがエンジン側。
油と汚れがべったり付着しています。
汚れとは関係ありませんが、素材がプラスチックなので、熱等の影響で羽が曲がると冷却効率が落ちることもあるようです。

新品に交換しても良いのですが、新品は5000円弱もするので、今回は汚れを落として再利用することにします。

洗剤は福野礼一郎氏おすすめのクイックブライトを使用。
過去に「極上中古車を作る方法」を熟読した人なら誰でも知ってる万能洗剤。
僕もこの本(...というか福野礼一郎氏)に影響された車好きの一人です。

水に浸したスポンジに少量のクイックブライトを付けてひたすら擦り続けること数十分。
新品とまではいきませんが、かなりキレイになりました。

こちらの面は溝の汚れ落としに苦労したものの、何とかここまでキレイに仕上げました。
時間をかければもっとキレイになりそうですが、どこまでやるかは人それぞれ。
僕はこの程度で十分かな。

次はエアコンボトルを固定しているステー。
汚れと共に錆も出てるのでサンポールで洗浄してみます。

サンポールを5倍希釈(サンポール1+水4)した液に浸していきます。

開始1分。既に化学反応が始まり泡が立ち始めてます。

3分経過。液面は泡だらけになりステーが見えなくなってしまいました。

待つこと1時間。
写真では分かりにくいですが、多少汚れは残っているものの錆はすっかりキレイになっています。

ラジエターカウルを留めているネジが4つ。
汚れと錆が酷いです。

試しにこのままサンポールに漬けてみました。
…が流石にこれは取れず。

ネットで錆取りに好評のネジザウルスリキッドを試してみます。
成分はチオグリコール酸アンモニウム。
パーマ液にも配合されている成分なので、それと同じ匂いがします。

ネジに垂らしてみました。
瞬間的に紫色に変色して独特の臭いを発します。
3回ほど繰り返し洗浄してみました。

効果の程ですが、僕的にはイマイチ。
ネジザウルスというだけあり、錆びたネジを外すために使うのであれば良いのかもしれませんが、本格的な錆取りとしては微妙だと思いました。
パーマ液とサンポールの臭いで頭が痛くなってきたので、今日はここまでとします。
次の休日はラジエターの錆落としや再塗装をしてみようと思ってます。