前回燃料タンクを取り外しましたが、エンジンがかからない理由は燃料が詰まっていることでほぼ確定なので、とりあえずはキャブレターの清掃をしていきます。
このDUCATI900SSのLツインエンジンに搭載されているのは、ソレックスと並び世界的に有名なウェーバー製のダウンドラフト方式キャブレター。
ウェーバー製キャブレターは、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ等にも純正採用されていたこともあって、日本でも特にロータリーエンジンの改造に使われていたことを覚えています。
僕もハチロクを乗っていた頃には憧れたものですが、ここにきてDUCATIに搭載されたウェーバーを触ることになるとは…。
セッティングが出ないことで有名なようですが、まあ何とかなるでしょう。
早速取り外していきます。

エアクリーナーボックスは左右に2個ずつある留め具で固定されています。
このタイプは上手に外さないと飛んでいきます。

エアファンネル登場。
ナット4個で固定されていますが、奥2本は非常にアクセスが悪いところにあります。

なぜこんな構造なんだ…と文句を言いながらも取り外しました。

繋がっているホースを取り外すと、

エアクリーナー取り外し完了!

ウェーバーキャブのお目見えです。
思っていたよりもキレイだな。

アクセルワイヤ―を取り外し、

チョークワイヤーも取り外します。

最後にエンジン側に繋がったホースを抜くだけですが、ちょっとだけ苦戦。
キャブレター本体を上下左右に傾けながら、ここだ!って位置で引っこ抜きました。

キャブレター取り外し完了。
バイクのフレーム内がスカスカになってしまいました。
今一番欲しいシグネットのギアレンチ。
便利だろうなぁ。